2026年2月のボカロ!といえば、やはりボカコレ2026冬の話をしたくなりますね。
デロスサントスや三不粘をエロい目で見るなレゲエなどに脳を支配されつつも(どちらもめちゃくちゃクセになる大好きな曲です)、様々なボカロPさんの手掛けた素敵な曲と出会うことができて本当に楽しかったです!!
そして今月、自分の中でボカコレと同じくらいアツかったのが、YouTubeで海外ボカロPの作品を収集することでした。
去年買った「ユリイカ 特集=原口沙輔」を読んで、jamie paige「Machine Love (feat. Kasane Teto)」という名曲を知ったことをきっかけに、自分の好みに合う海外ボカロ曲を探し始めたのですが……もうめちゃくちゃありました、好きな曲……
リアルのお友達に「これ最高だから聴いて!!!」と押し付けるわけにもいかないけれど、多くの方に僕のおすすめ曲を聴いてもらいたいので、2026年2月に投稿された曲だけを厳選して記事にまとめました。
この記事を読んで、各作品をぜひ聴いていただけると嬉しいです。僕が飛び跳ねて喜びます。
自我反逆ボーイ feat. 鏡音レン
ボカコレ2026冬ex参加曲。ボカコレステーションDay3でも紹介されていました。
僕が海外ボカロ曲に興味を持つきっかけとなった、jamie paigeさんが参加している音楽サークル「FLAVOR FOLEY(フレーヴァー・フォリィ)」の手掛けた作品です。
YouTubeでは、投稿後6日で112万回再生を突破しています。さすが大人気音楽サークル!!
「漢字四文字+ボーイ」というタイトルは、「聖槍爆裂ボーイ」「厨病激発ボーイ」といった、2010年代に一時代を築いた鏡音レンオリジナル曲を想起させますね。ちなみに、使用されている合成音声ソフトは鏡音レンと鏡音リンですが、タイトルには鏡音レンの名前しかありません。
「自我反逆ボーイ」の主人公は鏡音レン。彼は「鏡音リンとして生きていた過去を捨てて(鏡音リンを殺して)鏡音レンとして生きることを選んだ」ことが歌詞とMVから読み取れます。彼にとって、鏡音レンこそが今の自分で、鏡音リンは過去の自分。そのため、タイトルには「今の彼」の名前だけが掲載されているのだと解釈できます。
作曲・編曲・作詞で本作に関わっているjamie paigeさんは「自我反逆ボーイ」公開後、自身のSNSで次のように語っていました。
「トランスジェンダーであることについての曲は、変化や自己実現、ありのままの自分を愛することについて歌っています。これらがとても普遍的な理想だといいな、と願っています。私はあなたにトランスジェンダーになってほしいのではなくて、自分自身を愛してほしいです」
誰しも成長の途中で、自分自身の変化に戸惑い、自己実現に悩み、他人から「このようにあれ」と言われた形に合わせようとして苦しむことがあります。「自我反逆ボーイ」は、「ありのままの自分を愛してほしい」というメッセージを有した、数多くの人生に寄り添ってくれる素敵な一曲であると僕は確信しています!
You’ve Got Mail! feat. Defoko & Adachi Rei
「You’ve Got Mail!」という懐かしいメールの通知音から始まる、軽快なピアノの音色が爽やかで楽しい一曲。既にYouTubeで15万回再生されていて、これが「phantoskii」さんの代表曲となることは間違いありません。
使われている合成音声はデフォ子と足立レイ。MVに登場する二人の立ち絵イラストがとっても可愛いので是非見てください……(phantoskiiさんの自作イラストです!)
この曲は2月14日のバレンタインデーに合わせて投稿された作品で、「Machine Love (feat. Kasane Teto)」とも共通する「機械視点のラブソング」です。デフォ子と足立レイの関係性を描いた歌として解釈できるなと僕は感じています。機械同士のラブ、ML。
ちなみに作曲者のphantoskiiさんは17歳だそうです。18歳にして大人気ボカロPとなったハチ(米津玄師)さんなど、ボカロ界隈って本当に若くして素敵な曲を書かれる方が多い……!
今のうちに追っておくと日本勢の中でなら古参面できるかもしれない。phantoskiiさんの今後の活躍に期待大です!
『꽃다발 버리기』Vo.Lee jieum
正直なところ、僕はこの方の曲を広めたくて今回の記事を書き始めました。僕が今、最も推している謎の新人「기계사랑」さんのデビュー作。すべてのボカロファンに「頼むからこの曲を聴いてくれ」と懇願したくなってしまうくらい、超カッコいいボカロックです。MVに描かれているソードを持った足立レイちゃんも素敵。(기계사랑さんが描いたイラストのようです。みんな絵が上手いな!?)
投稿者さんのお名前「기계사랑」は「キゲサラン」と読み、直訳すれば「機械愛」という意味だそうです。合成音声好きであることがビシバシと伝わってくる直球の名前。やっぱりカッコいい……
使用されている合成音声は「Lee jieum」……なんだそれ知らない!!
「Lee jieum」は、DiffSingerというAI合成音声技術を使った、韓国語に対応しているボイスバンクとのこと(OpenUtauで使えるらしい)。そもそもDiffSingerというものを初めて知りました。探してみたら公式サイトもありました。立ち絵が可愛い!
さて、その「Lee jieum」が歌っている『꽃다발 버리기』は韓国語のボカロ曲ですが、歌詞がMVにしか載っていません。なので韓国語が読めない僕は、必死にGoogleレンズをMVに向けて歌詞テロップをメモアプリにコピーしつつ、機械翻訳を使って歌詞を追いました(韓国語と日本語が分かるボカロファンの方、助けてください)(今度新曲が出たら歌詞を概要欄に載せてもらえないか頼もうかな……)。1
この曲のテーマは「思春期の葛藤」。大人になることに対する恐怖心を描いていて、「괜찮지 않마 조금도(何も大丈夫じゃない)」と繰り返し叫ぶサビが胸に刺さりました。爽快なロックサウンドと相まって、非常にボカロらしい一曲です!プロセカに入っても良いと思う。僕としては夏に聴きたい曲ですね。青春って夏なので。
『부동의 베이시스트』Vo.Lee jieum
기계사랑さんがデビューから4日後に出した新曲も超カッコいいので紹介させてください!!!
前作『꽃다발 버리기』の王道青春ロックとはかなり雰囲気の異なる、ベースの低音が特徴的な一曲です。サングラスをかけたベーシストの足立レイちゃんがカッコいいですね……
使われている合成音声は前作と同様に「Lee jieum」です(足立レイではありません)。
『부동의 베이시스트』(不動のベーシスト)というタイトルに相応しく、「かけがえのない『自分』を信じて進め」という力強いメッセージが込められた歌詞が心に響きます。特に「넌 부속품이 아닌(君は付属品じゃない)유기체(有機体だ)」という部分が印象的でした。
他人から「便利な付属品」扱いをされていいわけがない。あなたはあなたのまま、自分自身を信じて生きればいい。기계사랑さんの作る楽曲も、「自我反逆ボーイ」のような「変化や自己実現、ありのままの自分を愛すること」についての曲だと言えるでしょう。
これからも기계사랑さんには素敵なボカロ曲を作り続けてほしいです!!最古参面させてください!!!日本から応援しています!!!
- 2026/2/28に確認したところ、계사랑さんが日本語字幕を付けてくれていました!!!大感謝!!!!!! ↩︎


